おやこ食育アカデミー最終回を開催しました
投稿日 : 2017年2月12日|最終更新日時 : 2017年2月12日|カテゴリー : 食育の推進について
大寒波が襲来し、雪もうっすら積もった1月15日
おやこ食育アカデミー最終回を開催しました。
プログラム内容は
*手前味噌づくり
*災害時の食事について
*修了式
寒空の中でしたが、みんなで楽しく心あたたまるひとときとなりました。
参加した子供達も、もりだくさんのプログラムを一生懸命こなしてくれました。
*味噌づくり*
これまでの一年間、微生物について学んできた集大成として、発酵食品の代表とも言える味噌づくり。保田ぼかしを使用して栽培した、有機無農薬の丹波黒を使った味噌です。
てまえみそのうたを口ずさみながら、煮豆を一生懸命つぶします。
塩と麹も優しくまぜて、つぶした煮豆と合わせます。何度も混ぜたら、丸めて団子を作ります。そして、保存袋につめて完成。
これからお家で大事に発酵をさせて、半年から一年後ぐらいに食べごろになります。味噌は《麹 こうじ》という微生物が働いて、美味しいお味噌を作ってくれます。これから約一年間、各家庭で美味しいお味噌ができていくのが楽しみです。
*災害時の食事について*
阪神淡路大震災が発生した1.17が近いということで、最終回は災害時の食事について、実習と講義で学習していただきました。実習では、袋をつかった真空調理法_パッククッキングを用いて、ご飯を炊いたりおかずを作ったりしました。災害時にも温かい食べものを衛生的に食べられるということは生きる力につながります。
今はとっても便利な生活が送れる時代になりましたが、もしもの時、ライフラインが寸断された場合の対応としての知恵も培って欲しいです。
講義では、阪神淡路大震災発生時、近隣農村地域の方々からのおむすび物資支援に、大いに助けられたこと、おむすび文化の大切さや日本の農村を大事にしようというお話をしました。
修了式は、みんなと一年間学んだことを振り返り、目には見えない微生物の魅力やそのパワーを知るとともに、良い微生物が元気に暮らせる環境が、私たちの健康にも大事であることを改めて感じました。
一年間、参加者の皆さん、サポーターのみなさん、ご支援くださったすべての方に、心からお礼申し上げます。ありがとうございました!